以前このブログで、2回ほど「課題の分離」について記事を書きました。
読んで頂けましたでしょうか?
まだの方のためにリンクを貼っておきます。
今回は、そんな「課題の分離」の応用編とも言える「共同の課題」についてご紹介します。
「課題の分離」のおさらい
「課題の分離」を簡単に言うと、「自分の課題」と「他人の課題」を切り離して物事を考えることです。
そして、自分の課題にのみ専念して、他人の課題に足を突っ込まない(介入しない)ことです。
「課題の分離」には、このようなメリットがあります。
「課題の分離」を日常生活に生かすと、課題をいったん「自分の課題」と「相手の課題」とに分けて考え、その上で、相手の問題解決能力を奪う、相手が依存的になるなど自分が相手の課題に口出しをすることによって生じる弊害を避け、協力的な人間関係を目指すことができます。
出典元「マンガでやさしくわかるアドラー心理学2 実践編」
こちらの本に詳しく書かれているので、参考にしてみてください。
「共同の課題」とは
「課題の分離」により、相互尊敬・相互信頼などの下地ができて初めて「共同の改題」が成立します。
その条件がこちらです。
(1)自分か相手のどちらかから相談、依頼があった場合
(2)相手から迷惑をこうむった場合出典元「マンガでやさしくわかるアドラー心理学2 実践編」
基本は、まず「課題の分離」です。 そこから協力を探って「共同の課題」を見つけます。
相手の課題を「共同の課題」にすることもできます。その言葉かこちらです。
「何か(お手伝い)できることはありますか?」(英語で言えば"May I help you?")
出典元「マンガでやさしくわかるアドラー心理学2 実践編」
これには条件があります。相手から「結構です(No)」と言われたら、引き下がることです。
どんな人間関係でも、常に「誰の課題なのか」を考え、心の整理をして、必要な場合は「共同の課題」にすることが大切です。
まとめ
今回は「課題の分離」の応用編「共同の課題」をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
難しく感じられた方もいらっしゃったかも知れませんが、まずは「課題の分離」に専念することから始め、余裕が出てきたら「共同の課題」にも挑戦してみてください。
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