近年ストレス社会と言われていますが、その原因の第1位は人間関係であることが分かっています。
そして、男女問わず仕事(職場)での人間関係で悩みやトラブルを抱えている方が多いのが事実です。
女性の社会進出化に伴い、働きながら子育てをされてる方もいらっしゃると思います。
その職場での人間関係のストレスや、イライラをプライベートにまで持ち込みたくないですよね?
家に帰って趣味に没頭したい!
キャリアアップのために資格取得の勉強をしたい!
子供と思いっきり遊びたい!
そう思っている方、多いではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが、これからご紹介する「瞑想」です。
日常生活に「瞑想」を取り入れて、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう!
瞑想でストレスが解消できる理由とは?~マインドフルネスという考え方~
皆さん「マインドフルネス」というものをご存じですか?
「マインドフルネス=瞑想法」ではなく、心の状態を表します。
簡単に言えば「目の前のことに集中する状態」のことです。
これからご紹介する瞑想で「目の前のことに集中する状態」が身につくと、雑念(イライラやストレスの原因)から解き放たれ、頭がすっきりします。
これが、瞑想でストレスが解消できる理由です。
自分自身が原因となっているストレスはもちろん、他人や環境に対して感じているイライラにも効果が大きいため、人間関係で悩まれている方はぜひ試してみましょう。
まずは呼吸瞑想から始めよう
瞑想の中にも、本格的なものから手軽に始められるものまで様々です。
初めて瞑想する方は3分ぐらいの短い時間で行える「呼吸瞑想」から始めましょう。
慣れてきたら、5分、10分と時間を増やしていき、最終的に1回につき20分くらい続けられるといいですね。
場所はどこでも構いませんが、初心者の方は静かな場所がおすすめです。
1. 姿勢を整える
椅子に浅く座って、背筋を伸ばします。両足は軽く開きしょう。手は膝の上に置いてください。
このとき、猫背にならないように注意しましょう。
目は閉じていても開けていてもどちらでも構いません。
2. 呼吸を意識する
鼻から吸って、鼻から出します。このとき、鼻から流れる空気や、お腹のふくらみ、へこみを意識してください。 呼吸が浅くなっても気にしなくて大丈夫です。
3. 雑念はそのままに
慣れないうちは、嫌なことが頭に浮かんだり、周りの音が気になったりするかと思います。
あまり気にせず、すべて受け入れるようにしましょう。
人に優しくなれる慈悲の瞑想
「呼吸瞑想」に慣れてきたら、ステップアップして「慈悲の瞑想」に挑戦してみましょう。
「慈悲の瞑想」は心を清らかにするために行うものです。
自分自身の幸せを願うと共に、他人の幸せを願います。そうすることで人に優しくなり、イライラすることなく、思いやりを持って人と接することができるのです。
1. 慈悲の瞑想、全文
慈悲の瞑想には決まったやり方は無く、必要なのは祈りです。
たとえば、先ほど紹介した呼吸瞑想に組み合わせることも出来ます。
そして、最も重要な「どんなことを祈るのか」についてですが、地橋秀雄さんの『「心の疲れ」が消えていくフシギな力。』を参考に見てみましょう。
私が幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願うことがかなえられますように
私に悟りの光があらわれますように私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい人々の願うことがかなえられますように
私の親しい人々に悟りの光があらわれますように生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願うことがかなえられますように
生きとし生けるものに悟りの光があらわれますように私がきらいな人々も幸せでありますように
私がきらいな人々の悩み苦しみがなくなりますように
私がきらいな人々も願うことがかなえられますように
私がきらいな人々にも悟りの光があらわれますように私をきらっている人々も幸せでありますように
私をきらっている人々の悩み苦しみがなくなりますように
私をきらっている人々も願うことがかなえられますように
私をきらっている人々にも悟りの光があらわれますようにすべての衆生が幸せでありますように
すべての衆生が幸せでありますように
すべての衆生が幸せでありますように出典元:「心の疲れ」が消えていく瞑想のフシギな力。
衆生は「しゅじょう」と読みます。
意味は「生命のあるすべてのもの。人間をはじめすべての生物。」です。
このように、自分自身と周りの人、さらには嫌いな人まで含めた全ての人が幸せでありますようにと祈ることこそが、慈悲の瞑想なのです。
2.初めての人は省略バージョンから
全文を見てくださった方の中には、なんだか難しい、覚えるのが大変と思った方いますよね?
それでも大丈夫です。まずは自分自身の幸せを祈ることから始めましょう。
私が幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願うことがかなえられますように
私に悟りの光があらわれますように出典元:「心の疲れ」が消えていく瞑想のフシギな力。
あなた自身の幸せを祈ることが自然と出来るようになってきたら、身近な人の幸せを、そして知らない人や苦手な人までといったように、祈る対象を少しずつ広げていきましょう。
3. ポイントを押さえよう
慈悲の瞑想を行う実際の流れですが、リラックスして座りながら、まずは呼吸瞑想を2分間してから、慈悲の瞑想に入るのがおすすめです。
慈悲の瞑想を行うと、嫌いな人の幸せを願うのは辛いと感じるかもしれません。最初は無理せず、自分と大切な人のことだけ祈りましょう。
まとめ
今回ご紹介した瞑想はイライラしたとき、ストレスを感じたとき、どこでも手軽にできます。しかもお金がかかりません。
私自身も人間関係で悩みを抱えていましたが、瞑想を習慣にするようになってから、いくつか嬉しい変化がありました。
人とのコミュニケーションの取り方が前より上手になった
外出先で人目を気にすることなく、買い物ができるようになった
テレビがついている賑やかなリビングでも、集中して作業ができるようになった
瞑想によって得られる効果には個人差がありますが、毎日続けることが大切です。短い時間でも瞑想する習慣を身につけましょう。
あなたの人生がより良いものになりますように☆
また、今回ご紹介した内容は『「心の疲れ」が消えていく瞑想のフシギな力。』を参考にさせていただきました。
この本では、心がブレなくなる「五戒の瞑想」や、人生にさわやかな風を起こす「気づきの瞑想」などについても詳しく書かれていますので、今回の記事で瞑想に興味を持った方は、ぜひ1度手に取ってみてください。
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